PLCopen OPC UA 解説
PLCopen OPC UA とは
概要
PLCopen OPC UAは、PLCプログラミング言語の国際規格であるIEC 61131-3のソフトウェアモデルをOPC UA情報モデルにマッピングすることで、PLC間や上位システムとの相互運用性を実現可能とする仕様です。
OPC FoundationとPLCopenの共同作業により策定されました。
制御ロジックや変数、メタデータを標準化された方法で公開することを目的としています。
PLCopen OPC UA は、
- http://opcfoundation.org/UA/ [1.04 2019-01-31]
- http://opcfoundation.org/UA/DI/ [1.01 2012-12-31]
との依存関係にあります。
図で表すと次のようになります。
ユースケース
異なるメーカーのPLC間でデータ交換を行う際、従来は専用ゲートウェイやカスタムプロトコルが必要でしたが、
PLCopen OPC UAを導入することで、IEC 61131-3の変数や関数ブロックを標準化された情報モデルで公開することができ、異種PLC間の直接通信が可能になります。
これにより、メーカーに依存しない生産ラインの柔軟な構成変更が可能になり、保守コストの削減も見込めます。