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今回の技術セミナーでは、開発現場でのやり取りの過程で生み出される情報を、開発履歴のビッグデータとして活用するアプローチをご紹介します。 ソフトウェア開発といった、ダイナミックに変化する文脈と環境に対応することが要請される現場では、創造的な考えやチーム内での共創的な問題解決が不可欠です。 時々刻々と変化する現場の状況から生み出される情報を、共創的な作業環境の側面から支えるアプローチが求められます。 本セミナーでは、まず、意思決定の時間経緯や来歴を捉えるデザインプロベナンスという考え方を紹介し、デザインのプロセスにおいて生成される大量の情報を、データとして蓄積することの可能性と有効性について講演します。 続いて、ドキュメントやソースコードといった「もの」を中心とした既存の開発支援環境に対して、組織内、あるいは組織を超えた人同士の間に生じる多様なコミュニケーションのフローを中心として捉え、そこから生み出される情報のスムーズな創造と共有の循環を支える環境を提案します。