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OPC UAの情報モデル

OPC UAの情報モデル


情報モデルとは?

情報モデルとは情報を伝える枠組みです。情報モデルを導入していない場合、FA機器同士の通信はベンダーごとにパラメータが異なります。そのため、情報伝達するために人手が必要になりますが、情報モデルを導入することで、FA機器同士が会話できるようになり、人間が介在することなく情報伝達が可能になります。


情報モデルとは


情報モデルの構造

情報モデルの構造

 

  • 1層目のMeta Model, 2層目のBuilt-in Information Modelは業界問わず使われる規則および共通情報です。
  • 3層目は各業界の標準化団体で策定される重要なレイヤーで、Companion Information Modelと呼ばれます。ドイツ機械連盟、ドイツ自動車工業会など権威ある団体が作成します。
  • 4層目はベンダが独自に作成するレイヤーでVendor Specific Extensionsと呼ばれます。

Companion Information Model を使用するメリット

Companion Information Model とは、特定の業界・機器分野向けに標準化団体が策定する情報モデルです。

Companion Information Model を使用しなくても、Meta Model と Built-in Information Model の上に自分でデータ項目を定義して情報モデルを作成すれば、比較的簡単にOPC UAのデータを収集することができます。しかし、収集したデータを活用したり、情報モデルを再利用/拡張したりといったことを考えると、Companion Information Model を使用する方が近道になります。

データ項目を自分で定義 観点 Companion Information Model を使用
  • 欲しいデータのみ定義すればいいので、初期導入のハードルが比較的低い
情報モデルの定義
  • CS (Companion Specification : Companion Information Model の仕様) を理解するのが大変
  • 欲しいデータをCompanion Information Model に落とし込む必要がある
  • 欲しくないデータも気にする必要がある
  • 構造化や汎化が不十分だった場合は再利用や拡張がしづらい
  • データの項目数や量が増えると整理/管理が煩雑になる
情報モデルの
再利用/拡張
  • 業界で使用される設備に合わせて構造化されているため、他の設備や工程でも再利用しやすい
  • 十分に構造化されているため拡張しやすい
  • データ項目の意味付けがデータの利用者に依存してしまう
データ利用
(他の人/システム)
  • データ項目の意味が誰にとってもわかりやすい
  • 可視化ツールや分析ツールとデータの相性が悪く、追加の前処理や設定が必要になることもある
データ利用
(可視化/分析)
  • データが構造化されているため整理しやすく、ダッシュボードやレポートなどの作成効率が高い

Profile と Facet

OPC UAは幅広い機能を持つため、すべてのデバイスやアプリケーションが全機能をサポートするわけではありません。
そのため、OPC UAではどの機能に対応しているかを明確にするために、Profile (プロファイル) と Facet (ファセット) という仕組みが用意されています。

Profile
(プロファイル)
OPC UAアプリケーションがサポートする機能のまとまりを定義したものです。
どの Companion Specification のどの部分に対応しているかを規定するものであり、
実装者や利用者が「この機器はどこまでの機能に対応しているか」を把握する目安になります。

例:
  • 「Basic Server Profile」
    → セキュア通信 + 基本的な情報モデル機能を持つサーバー。
  • 「Embedded UA Server Profile」
    → 組み込み機器向けに軽量化されたサーバー。
Facet
(ファセット)
Profileよりさらに細分化した機能の側面(グループ)を定義したものです。
特定の機能群やオプション機能への対応状況を示し、Profileの構成要素として使われます。

例:
  • 「Security Policy Facet」
    → 特定の暗号化方式をサポートする。
  • 「Subscription Facet」
    → データの定期購読(Subscription)機能を持つ。

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