Qt Creator 21 RC リリース (2026/10/27)
Qt Creator 21 のリリース候補版(RC)が公開されました。正式版に先立って動作を確認するためのプレビュー版です。
Qt Online Installer の「Preview > Qt Creator 21.0.0-rc1」から導入できます。主な改善点は、公式記事からリンクされている Beta 1 の紹介記事と変更履歴で確認できます。
Qt Group 公式記事(英語)
セキュリティ勧告 CVE-2026-105946:NTLM 認証処理における範囲外読み取り (2026/10/27)
Qt 6.8.0〜6.8.9、Qt 6.9.0〜6.11.1 の Qt Network が対象です。NTLM 認証を行う QNetworkAccessManager または QTcpSocket を使用するアプリケーションは、プロキシ経由の場合も影響を受けます。Qt 6.8.0 より前の影響は不明です。
悪意のあるサーバーやプロキシによる NTLM 認証要求により、ヒープメモリの内容の漏えいやアプリケーションの終了が生じるおそれがあります。CVSS 4.0 スコアは 5.3(Medium)です。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.10、Qt 6.11.2、Qt 6.12.0 以降の修正版へ更新してください。回避策はありません。更新までの間は、NTLM 認証を信頼できるサーバーとプロキシに限定することで影響を抑えられます。
Qt Group 日本語公式記事
セキュリティ勧告 CVE-2026-107590:QTextCodec の iconv 変換における範囲外書き込み (2026/10/27)
Qt 4.5.0〜6.8.8、Qt 6.9.0〜6.11.2 が対象です。QTextCodec の iconv を使用する文字コード変換で、特定の条件下で内部バッファーの範囲外に書き込む可能性があります。アプリケーションのクラッシュやデータの整合性への影響が生じるおそれがあります。Qt 6 では Qt 5 Compatibility APIs、Qt 5 以前では Qt Core に関係する問題です。
CVSS 4.0 スコアは 1.9(Low)です。暫定的な軽減策は示されていません。公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.9、Qt 6.11.3、Qt 6.12.0 以降の修正版へ更新してください。
詳しい内容とパッチについては、以下の公式勧告を参照してください。
Qt Announce:CVE-2026-107590(英語)
Qt 6.11.3 リリース (2026/10/26)
Qt 6.11 系列最後のパッチリリースです。新機能の追加はなく、Qt 6.11.2 に対する約200件の不具合修正、セキュリティ改善、品質向上が含まれています。
Maintenance Tool または Qt Online Installer から更新できます。Qt for Python 6.11.3 は、発表時点では近日提供予定と案内されています。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 公式記事(英語)
セキュリティ勧告 CVE-2026-107472:QTextCodec の TSCII 変換における範囲外読み取り (2026/10/26)
Qt 4.0.0〜6.8.8、Qt 6.9.0〜6.11.2 が対象です。QTextCodec で TSCII エンコーディングへ変換すると入力バッファーの範囲外を読み取り、アプリケーションのクラッシュやデータの誤解釈につながる可能性があります。Qt 6 では Qt 5 Compatibility APIs、Qt 5 以前では Qt Core に関係する問題です。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.9、Qt 6.11.3、Qt 6.12.0 以降の修正版へ更新してください。公式勧告には暫定的な軽減策は示されていません。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 公式記事(英語)
セキュリティ勧告 CVE-2026-107157:QCborValue::fromCbor() の範囲外読み取り (2026/10/26)
64ビット環境の Qt 5.12.0〜6.8.8、Qt 6.9.0〜6.11.2 が対象です。細工された CBOR を Qt Core の QCborValue::fromCbor() で解析すると、アプリケーションのクラッシュや情報漏えいにつながる可能性があります。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.9、Qt 6.11.3、Qt 6.12.0 以降の修正版へ更新してください。暫定対策として、ポインターとサイズを渡す形式の代わりに QByteArray を受け取る形式を使用し、信頼できない CBOR 入力を検証してサイズを制限することが案内されています。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 公式記事(英語)
セキュリティ勧告 CVE-2026-95620:Qt Network の HTTP/2 処理における解放後使用 (2026/10/23)
Qt 6.9.0〜6.11.2 の QNetworkAccessManager が対象です。悪意のある HTTP/2 サーバーとの通信により、アプリケーションがクラッシュする可能性があります。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.11.3 または Qt 6.12.0 以降の修正版への更新が案内されています。暫定対策は、対象リクエストの Http2AllowedAttribute を false にして HTTP/2 を無効にすることです。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
セキュリティ勧告 CVE-2026-16762:QXmlStreamReader のサービス妨害 (2026/10/23)
Qt 4.3.0〜6.8.8、Qt 6.9.0〜6.11.1 が対象です。細工された XML の解析で CPU を過剰に消費し、アプリケーションが応答しなくなる可能性があります。QtXml / QDomDocument は対象外です。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.9、Qt 6.11.2、Qt 6.12.0 以降の修正版へ更新してください。信頼できない XML には入力サイズ・属性数の制限と解析のタイムアウトも検討してください。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
セキュリティ勧告 CVE-2026-96432:QNetworkAccessManager のヌルポインタ参照 (2026/10/21)
Qt 6.8.0〜6.8.9、Qt 6.9.0〜6.11.2 が対象です。悪意のある HTTP/2 サーバーにより、クライアントアプリケーションがクラッシュする可能性があります。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.10 または Qt 6.11.3 以降の修正版への更新が案内されています。暫定対策として対象リクエストの HTTP/2 を無効にできます。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
2026/10/27 追記:公式勧告に、発見・報告・検証に協力した Daniel Birtwhistle 氏への謝辞が追加されました。影響を受けるバージョン、修正版、対処方法の変更はありません。
Qt Announce:勧告の更新(英語)
セキュリティ勧告 CVE-2026-105923:VectorImage を経由した QTriangulator のヌルポインタ参照 (2026/10/21)
Qt 6.8.0〜6.8.8、Qt 6.9.0〜6.11.2 が対象です。細工された SVG を VectorImage QML 型で処理すると、アプリケーションがクラッシュする可能性があります。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.9、Qt 6.11.3、Qt 6.12.0 以降の修正版へ更新してください。信頼できない SVG を VectorImage で読み込まないことも軽減策です。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
セキュリティ勧告 CVE-2026-101201:Qt の JSON 処理における範囲外アクセス (2026/10/20)
Qt 5.0〜6.8.8、Qt 6.9.0〜6.11.2 の JSON 処理が対象です。細工された JSON によってアプリケーションがクラッシュする可能性があります。Qt Core の QJsonDocument と Qt5 CoreCompat の QBinaryJson に関係する問題です。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.9 または Qt 6.11.3 以降の修正版への更新が案内されています。詳細な適用条件は公式勧告を確認してください。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
セキュリティ勧告 CVE-2026-8168:Qt SVG のサービス妨害 (2026/10/19)
Qt 4.1.0〜6.8.8、Qt 6.9.0〜6.11.1 が対象です。深く入れ子になった SVG の処理でスタックを使い切り、アプリケーションがクラッシュする可能性があります。
公式勧告のパッチを適用するか、Qt 6.8.9、Qt 6.11.2、Qt 6.12.0 以降の修正版へ更新してください。信頼できる SVG を使用し、外部から受け取る SVG を検証することも軽減策です。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
Qt 6.8.5 オープンソース版公開 (2026/10/17)
Qt 6.8.5 のオープンソース向けソースコードが公開されました。今回の案内は、過去の商用 LTS 版のリリースとは別の、オープンソース版公開についてのお知らせです。
Qt と Qt for Python のソースパッケージが提供されています。Git タグは v6.8.5-lts-lgpl です。ダウンロード先とリリースノートは、以下の Announce を参照してください。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Announce:Qt 6.8.5 オープンソース版公開
Qt Creator 21 Beta 2 リリース (2026/10/15)
Qt Creator 21 の第2ベータ版が公開されました。正式版に先立って機能や動作を確認するためのプレビュー版です。
Qt Online Installer の Preview カテゴリーから導入できます。新機能の概要や変更履歴は日本語公式記事から確認できます。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
Qt for MCUs 2.12.3 LTS リリース (2026/10/7)
Qt for MCUs 2.12 LTS 系列のパッチリリースです。既存の 2.12 アプリケーションとのソース互換性を維持しながら、不具合修正と開発ワークフローの改善が行われています。
Zephyr の west を利用する開発環境や対応プラットフォームに関する更新も含まれます。変更点と利用条件は日本語公式記事を参照してください。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
Qt Creator 21 Beta リリース (2026/10/1)
Qt Creator 21 のベータ版が公開されました。AI 支援、QML 開発、CMake プロジェクト編集、プロファイリングなどの改善を試せるプレビュー版です。
正式版ではないため、導入前に対象プロジェクトで動作を確認してください。主な変更点と入手方法は日本語公式記事を参照してください。
詳しい内容については、以下の公式情報を参照してください。
Qt Group 日本語公式記事
Qt 6.12.0 リリース (2026/9/30)
Qt 6.8.9 LTSリリース (2026/9/16)
Qt 6.5.10 リリース (2026/9/3)
Qt 6.11.2 リリース (2026/8/18)
セキュリティ勧告 Qt の OpenSSL バックエンド証明書読み込みメカニズムにおける信頼されていない検索パスの脆弱性 (2026/5/20)
Qt の OpenSSL バックエンド証明書読み込みメカニズムにおいて、信頼されていない検索パスの脆弱性が確認されています。CVE ID は CVE-2025-14575 です。
影響を受けるバージョンは、Qt 5.0.0 以上 Qt 6.5.10 未満、Qt 6.6.0 以上 Qt 6.8.4 未満、および Qt 6.9.0 以上 Qt 6.9.2 未満です。対象は Unix および Linux プラットフォームで、macOS は除外されています。特定の条件下でカレントディレクトリから証明書が読み込まれる可能性があります。
対策として、Qt 6.5.10、Qt 6.8.4、Qt 6.9.2 以降へ更新するか、公開されているパッチを適用することが案内されています。
詳しい内容と対処方法については、以下の記事を参照してください。
▼ セキュリティ勧告:Qt の OpenSSL バックエンド証明書読み込みメカニズムにおける信頼されていない検索パスの脆弱性
https://www.qt.io/ja-jp/blog/security-advisory-untrusted-search-path-vulnerability-in-openssl
Qt 5.15.19 オープンソース版リリース (2026/5/19)
Qt Creator 19.0.2 リリース (2026/5/18)
Qt 6.11.1 リリース (2026/5/18)
支援内容は、Qt に関する SRA のサービスをご覧ください。